当サイトより提供している自動売買システムは現在、千刻,千刻・略式,貭刻です。
いずれもグリッドトレード型EA(いわゆるリピート系)です。
大変喜ばしいことに、大変多くの方に手に取ってもらえているシステムということもあり、時折ユーザー様からのカスタマイズ要望の声を頂戴します。
各ユーザー様に対して個別カスタマイズは対応はしておりませんが、頂いた要望については汎用性・優位性・現システムとの機能競合・運用の煩雑性・開発保守性の観点で評価し、バージョンアップのタイミングで選考しています。
今回、ユーザー様からのご要望の声を承ったことが切っ掛けとなり、EAの試作の開発に着手しました
といっても、過去に自分でカスタムして運用していた遺作である「千刻別バージョン」を引っ張り出してそこから改修しているだけです。
そして設計・開発自体も現時点ではほぼ完了し、テスト及びその結果における調整程度が残っているくらいです。
グリッドトレードEA(リピート系EA)千刻の変遷
2015/4/22に千刻の販売を開始しました。
これまで約3年もの間に千刻は度重なるバージョンアップをしてきました(不具合改修含む)。
年月日 | Ver | 内容 |
---|---|---|
2015/04/22 | 1.0 | 初回リリース |
2015/07/08 | 2.0 | 要望対応:マルチグリッド |
2015/10/09 | 2.01 | 不具合対応:逆指値注文モードの改修 |
2016/01/18 | 2.11 | 機能改善:スプレッドフィルター拡張(スプレッドフィルターの無効化 |
2016/02/08 | 2.13 | 不具合対応:損切建て直しモードの改修 |
2017/01/04 | 2.13 | 認証機能を追加し、口座フリー版として初回リリース |
2017/02/09 | 3.0 | 機能改善:認証サーバーダウン時に継続取引できるよう改善 |
2017/02/20 | 3.1 | 機能改善:認証方式改善(デモ口座はユーザー登録不要とする) |
2017/03/01 | 3.2 | 認証方式の変更 |
2017/07/15 | 3.3 | マーケット情報(BID/ASK)の不正値チェック追加・ 処理性能向上など |
2017/09/10 | 4.0 | 機能削除・追加など |
2017/10/28 | 4.1 | 機能拡張 および ユーザービリティの改善 (2017/11/05 オブジェクト描画に関する処理を修正) |
2017/12/04 | 4.2 | 不具合対応:トレール決済適用時に損切されない現象の改修 |
最初のバージョンアップが一番大掛かりなもので、その後も千刻のバージョンアップとして繰り返してきましたが、今回は千刻の亜種(別EA)として試作開発をスタートしています。
千刻ではなく別EAで作成する背景
これまでのバージョンアップでは基本的に千刻の前バージョンに互換を保つように改修してきました。(途上で開発保守性やその他の観点で機能削除は行っています)
しかしながら今回の要望を実現するうえで、EAが複雑化し設定・運用が難しくなることが容易に想像できました。すでに利用されているユーザー様にとって、複雑化というのはデメリットとして働いてしまいます。
多くのグリッドトレード戦略が取れるとはいえ、ただでさえパラメータ入力が多く、機能の組み合わせも幾重のパターンもあります。そこに対して複雑化に拍車をかけるのは、現ユーザー様にとって嬉しくないであろうと捉えました。
すでに千刻をご利用していただいている方へのマイナス影響を懸念し、今回は別EAとして作成することにしたのです。
千刻で実現できない運用
千刻はシステムの堅牢性を維持しつつ、多岐に渡るグリッドトレード戦略を実現するための柔軟性を重視しています。グリッドトレードとしては最高水準の柔軟性を誇ったツールであると自負しています。
しかしながら、それでも対応できない運用方法のご相談を受けることもあります。今回の試作はそれに応えるためのものです。
具体的に、実現できない運用例は以下のようなものです。
[千刻で実現できない実例]
もちろん、「ここまで待って」・・・の部分まで待ってからEAを稼働させれば可能な運用なのですが、EAを稼働させるタイミングを待ち構えてなければなりません。
到来するタイミングは寝ている間かもしれませんし、仕事中かもしれません。予め自動売買開始する起点を予約しておく・・・というのができないのです。
[千刻での代替運用]
千刻を使って近しいことをするなら以下のような形になります。
しかしながら、この代替運用例には問題があります。具体的には以下のケースです。
自動売買開始する注文レンジに突入後に即反発し利確撤退に掛かった場合、その後はトレードが止まってしまいます。
このように千刻で実現できず、代替運用案も上手くはまらないケースのご相談を受けました。
実現したいグリッドトレード
もう少し詳細に説明すると、実現したいグリッドトレードは以下です。
1.今すぐに自動売買するのではなく、狙った価格に到達するまで待機状態にする
2.狙った価格に到達したら自動売買を開始する
3.指定価格に達したら全決済しポジションを残さず、自動売買も停止する
4.自動売買停止中は新規注文せずにポジション保有しない
簡単にいうと、グリッドトレードを仕掛けるタイミングと終わらせるタイミングはピンポイントの価格で指定出来ること、そしてそのピンポイントのを事前に予約できること ということです。
リリース予定
先に上げた運用例に対し、システムとしての堅牢性を確保するのは非常に困難でした。特にPCやMT4を再起動したり、EAのパラメータを変更しても運用者の意図通りのトレードを継続させるために設計に四苦八苦しました。
詳細は割愛しますがEAとしてはかなり特殊な使い方となりますので、少し実運用で評価してからリリースする予定です。
リリース日:2018年5月
価格 :未定
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当サイトのグリッドトレード(リピート系)EAは自分で使うために開発したものです。7年以上使い続けていいます。(現在進行形)
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