FX自動売買は、MetaTrader4(MT4)というソフトに自動売買システムを導入して行う方法が最も有名な方法です。自身がチャートに張り付いてトレードをしなくてもシステムが自動で行ってくれるので、自動売買システムが動いている限り利益創出のチャンスとなります。

その利益創出のチャンスを逃さないようにするためには、相場が動いている間ずっと自動売買システムが稼働している必要があります。為替相場は株取引とは異なり、月曜の朝から土曜の朝まで相場はオープン状態です。つまり、パソコンも24時間フルで稼働させ続けるのが望ましいのです。

ここで「24時間稼働させるパソコンをどうするか」という問題が出てきます。

もともと市販パソコンは長期間稼働させるように設計・製造されたものではありません。FX自動売買を行うために自宅のパソコンを動かし続けるのはリスクを伴うということで、FX自動売買を行うためにVPSサービス(仮想デスクトップサービス)を使う事が推奨されていたりします。

しかしながら、場合によっては自宅パソコンでも十分に運用が可能なケースもあります。私自身は6年以上に渡って自宅のパソコンで運用しました。

トラブルもゼロではありませんでしたが、コストメリット等も得られるのであれば自宅パソコンでの運用は選択肢としてはアリだと思っています。
ここではMT4を自宅のパソコンで運用する際に考慮すべきポイントを記載します。

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MT4用パソコンの無停止稼働


最も基本となるのは、MT4用のパソコンそのものが停止せずに稼働させ続けるということす。無停止で稼働させ続ける・・・という点では、ざっくり表現すると停電対策、パソコンの電源設定、WindowsUpdateによる不慮の再起動対策が必要になります。また、フリーズしないよう配慮も必要です。

停電対策

まずは電力です。停電などで電力供給が経たれてもパソコンが稼働し続けるために、バッテリー内蔵のパソコンを使うのが手っ取り早いです。簡単に表現するとモバイルパソコン(ノートパソコン)をMT4用の端末に選定すれば対策は終わりです。

バッテリー内蔵していないパソコンを使う場合は、無停電電源装置(UPS)などで備えるという方法もあります。昨今の災害対策意識の高まりか、UPSも色々なラインナップがあり5,000円程度でも手に入ります。しかしながら、電力供給が経たれても無停止で動かし続けるという意味ではUPSは専門外ですのでモバイルパソコンのほうが適切です。

尚、日本における電力事情は世界最高水準であり電力リスクは非常に低いです。むしろ家庭内での事故(掃除などしていて不注意で電源が抜けていた・・・消費電力の高い機器を使い過ぎでブレーカーが落ちた・・・など)のほうが発生としては高いのではないでしょうか。

下図は東京電量ホールディングスに掲載の「停電回数の国際比較」のグラフです。

出典:東京電量ホールディングス

1年あたりの停電発生回数は0.15回とのことです。停電に見舞われる期待値は6~7年に1回くらいという解釈でしょうか。自宅のパソコンで運用している場合、「停電リスク < その他リスク」であるのは間違いないです。

※最近のノートパソコンはストイックなまでに省電力設計されています。電気代の観点でもノートパソコンはオススメです。

パソコンの電源設定

パソコンはある一定時間触らずに放置していると、スクリーンセーバーが掛かる・スリープモードになる等の動きをします。

スクリーンセーバーであればいいのですが、スリープモードに入ると自動売買システムが止まってしまいます。そこで、放置時間が長くなっても問題にならないように、パソコンの電源設定を変更する必要があります。

簡単に表現すると、スリープモードはオフにします。モバイルパソコンであれば、ディスプレイだけ電源をオフにする設定もあります。電気代の観点でディスプレイ電源は一定時間放置でオフになる設定にすることを推奨します。

Windows Update対策(自動再起動対策)

次に考慮しないといけないのは、WindowsUpdateです。WindowsUpdateはMicrosoftから毎月予定日になると配信されます。最近主流のOSであるWindows10では自動インストールされるようになっているのですが、これがなかなかに厄介です。

WindowsUpdateのインストールは再起動を伴うものがあり、再起動も自動で行われてしまうのです。為替相場の都合とは当然お構いなしに、予定された日になればWindowsUpdateが配信され、自動インストールされます。そして、パソコンの再起動が掛かって自動売買が止まる・・・と。

ということで、WindowsUpdate対策を行う必要があります。以前のWindowsOSであればWindowsUpdateの自動実行をオフにするなど設定変更が容易でしたが、Windows10では簡単にはそれが出来ないようになっています。ツールを使うと簡単にできるので、WindowsUpdateの自動実行を抑止するよう変更しましょう。

もちろんWindowsUpdateの自動インストールを止めるのはセキュリティ的には推奨されない方法です。ご自身で土日など相場が動いていないときにWindowsUpdateをするなどの運用が必要となります。

参考までに
私が過去に利用したツールは「Windows Update Blocker」です。

パソコンのフリーズ対策,熱暴走対策

電源・再起動回りの対策の次はフリーズ対策です。パソコンなのでフリーズするなんてことは時折発生します。電源が入っていてもフリーズしていたのでは仕方がありません。

フリーズ対策としてできることは、なるべく「動かすソフトを限定する」ということです。言い換えると余計なソフトは動かさない・・・もっと言うならば、「FX自動売買専用端末として他の用途には使わない」というくらいにしたほうがいいです。そのうえで、パソコンの高負荷状態(CPU使用率が高い状態)にならないように配慮してください。

また、パソコンそのものの排気口を塞がず、直射日光など当たらない場所に置くという当たり前の事を実施します(排熱されないとパソコンは壊れます)。

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MT4(EA:自動売買システム)の安定稼働


パソコンそのものを無停止稼働の状態に出来たら自動売買システム側の考慮点です。基本的には、MT4そのものと回線品質がポイントとなります。

MT4の軽量化

パソコンは動いているのに、「とあるアプリケーションだけ固まる」そんな経験もあるかと思います。自動売買システムを動かすMT4が固まらないように軽快にしておいた方がいいです。

具体的には、

  • 不要な通貨ペアの気配値を非表示にする
  • ニュースをオフにする
  • 不要なチャートは表示しない
  • チャートのバーの本数を減らす
  • 余計なインディケータを表示しない
  • といったことがあるようです。

    上記についてですが、「不要な通貨ペアの気配値を非表示」については通信量が抑止され、「不要なチャートを表示しない」についてはメモリ使用量が抑えられます。これは過去に検証して、数値から見ても効果が見て取れるため実施したほうが良いでしょう。

    「チャートのバーの本数を減らす」については多くの他サイト様で情報発信されていますが、正直効果があるのか分かりませんでした。私の使い方ではメモリ使用量に違いは現れず、効果を感じることができなかった・・・ということです。システムリソースがそこまでカツカツでなければ余り気にしなくてもいいのかもしれません。

    いずれにせよ、MT4は非常に安定したソフトです。インストール直後の初期状態に自動売買システムを導入して動かす・・・といった使い方でも固まるといった経験はありません(7年くらいMT4を使っていて、MT4だけ固まったことという記憶がないです)が、パソコンの負荷を下げる意味でも不要なチャートやインディケータは外すといったことくらいはやっておきたいところです。

    ネットワークの常時接続(安定性)

    MT4(EA:自動売買システム)は、FX業者のサーバーに接続できなければトレードは行えません。ということで、MT4が通信する回線も常時接続である必要があります。

    自宅のインターネット回線が安定的に使えるというのであればいいのですが、頻繁につながらないといったケースが発生するなら問題です。

    今ではMVNOも増えてネットワークを二重化するといった対応も取りやすくなりましたが、副回線への自動切替をパソコンの無線LAN自動接続に頼っていては無接続時間がそれなりに発生します。

    インターネットの回線品質が良好ならばよし。悪いのであれば自宅で運用するということをあきらめる、それくらいの割り切りが必要かと思います。(回線を新たに用意するくらいなら、超格安のVPSを活用するといった選択肢を検討したほうがいいです)

    補足
    他WEBサイトでは、光回線でないとダメだとか・無線接続ではなく有線接続でないとダメなどといった情報を発信されているケースもあります。1秒を争う自動売買はネットワーク通信時間がネックになる場合もありますので、そのような場合は回線品質にこだわる必要があります。

    ですが、その場合に優先すべきはクライアント側が光回線だとか有線接続だとかではなく、FX業者サーバーとの距離(通信経路の長さ)となります。そもそも通信要件が厳しい自動売買システムを動かすという前提に立つなら自宅パソコンでの運用は避けるべき・・・ということを添えさせて頂きます。

    MT4用パソコンのリモート操作


    外出先からパソコンを操作する(リモート操作)・・・ということです。かつては「リモート操作はVPSならではのメリット」として強調されるものでした。ですが、情報技術の発展により、自宅パソコンであっても簡単にリモート操作することができるようになっています。

    リモート操作が可能であれば外出先から自宅のパソコンを操作して自動売買システム(EA)を止めたり設定を変えたり・・・といったことも容易に行えるようになります。手元のスマートフォンからでさえ自宅のパソコンにアクセスして操作するといったことも出来ます。

    リモート操作そのものは必須ではないと思いますが、リモート操作できるようにしておくと利便性は非常に高くなります。リモート操作を可能な状態にしておくかはぜひ検討しておきたいことです。

    参考までに
    私が現在進行形で利用しているものは、TeamViwerというソフトです。個人利用であれば無償で利用できます。

    パソコンのバックアップ


    有事の際の対策(バックアップ)です。パソコンが壊れてしまった・・・といった事への備えです。パソコンが壊れて起動できなくなってしまうと、ファイルを取り出すのが非常に困難になります。

    壊れたパソコンを修理するにせよ、代替として新しいパソコンを用意するにせよ、必要なファイルがなければ復旧も出来なくなります(自動売買システムの実行ファイルがなくなって、再入手不能だと手詰まりです)。

    なくなって困るファイルは最低限をバックアップを取らなければなりません(VPSで運用していても同じです)。バックアップ先は外付けのディスクでもいいですし、クラウド上のストレージサービスなんかもあるのでそちらでもいいでしょう。

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    まとめ

    これまでの内容を簡単にまとめると、FX自動売買を自宅のパソコンで運用するにあたっては

  • バッテリー内蔵パソコンだと停電対策が取れる
  • 電気代を考えると省電力であるノートパソコンが適している
  • スリープモードに入らないようパソコンの電源設定を変える
  • Windows Update自動実行をオフにし強制再起動を抑止する
  • パソコンは他の用途では使わず自動売買専用にする
  • フリーズしないよう負荷は抑え気味にする
  • パソコン本体の排熱に気を付ける
  • パソコンの故障に備えバックアップをとる
  • リモート操作ソフトを導入しておくと利便性が上がる
  • インターネット回線品質が重要である
  • 自動売買システムの特性によっては自宅パソコンで運用するのは避ける
  • ということです。

    パソコンの故障原因の筆頭はHDDです。最近のノートパソコンはHDDではなくSSD(eMMC)を採用しているものが多く、ハードウェアの観点で壊れにくくなっているとはいえ、いずれ寿命が来ます。

    パソコンが低負荷にも関わらずフリーズするようになった・・・など、健全時に見られない現象が出始めたら代替機を用意し始める方がいいかと思います。

    尚、私は長期に渡って自宅パソコンで運用していたため、いくつものトラブルに見舞われました。以下の記事にまとめてますので興味があれば以下を参照してみてください。
    MT4を自宅PCで6年以上運用して体験したトラブルと対策

    ※自宅パソコンでの運用は面倒、VPSのほうがいいけど高コストだし・・・と思った方は以下を参照していただければと思います。
    FX自動売買(MT4)を格安VPS,パソコンで低コスト運用する方法まとめ

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