リピート系、連続注文系と称されるグリッドトレードではよくコストが話題にあがります。
グリッドトレードのパイオニア、マネースクウェア社のトラリピが高コストと認知されているからです。

 

今ではリピート系と称されるサービスは多数あり、利用者側はどれを使うか選択の幅が広くなりました。そのせいもあって、他ブログでもリピート系サービスのコスト比較の話題は尽きることはありません。

 

FXのコストの内訳としては取引手数料とスプレッドになりますが、
リピート系においてスプレッドをコストとして正しく表現しているサイトは本当に少ないです。
ここではスプレッドはどう影響するのかを発信したいと思います。

 

スプレッドを単純コストとして参入するの誤りである

A社のスプレッド1銭
20銭間隔に1000通貨でリピート注文をし、100回利確したら
200 × 100 = 20000円の利益
スプレッドが1銭なので 1回あたり10円のコストなので19000円

 

B社のスプレッド3銭
同様に200 × 100 = 20000円の利益
スプレッドが3銭なので 1回あたり30円のコストなので17000円

 

よってスプレッドが2銭違うと1回あたり20円も差が付いて、
年間あたりxxxxx円も差がでる・・・

こんな論調で書かれている内容を見たら気を付けてください。
上記は間違いです。よく考えてみてください。

 

取引1回あたりコストが掛かるのは取引手数料です。
スプレッドと取引手数料を包含して評価してはいけないです。

 

したがって、
取引手数料を換算して実質スプレッドが○○Pipsで・・・とか
スプレッドをコスト換算して実質取引手数料が一往復○○円で・・・
なんて表現はあまり意味を持たないものになります。

 

なぜなら利確済の場合、すでにスプレッドというコストは折り込まれているのです。
決済されてから利益額からスプレッド分のコストが引かれるなんて事ないですよね。
スプレッドコストを支払った上での利益額になっています。そういうことです。

 

スプレッドはどのような形で影響するのか?

グリッドトレード(リピート系)は一般的に注文間隔や利幅が固定となっています。
スプレッドが広い・狭いにかかわらず決済1回あたりの利益額は変わりません。
スプレッドに関わらず利益額に変化がないとしたら、どこに影響するのでしょうか。

 

答えは簡単です。
『スプレッドが広くなると決済回数が減る』という形で影響を受けます。

 

チャートで見てみましょう。
上段がスプレッドが狭いケース、下段がスプレッドが広いケースです。


チャートの右側は映っていませんが、このまま上がればスプレッドが広い口座であっても利確します。そうすると、スプレッドが広かろうが狭かろうが何ら獲得利益に影響しません。

 

一方、下落に転じると狭小スプレッド口座との利確回数に差が発生します。このように利益額という形ではなく、決済回数という形で影響がでます。
すなわち、スプレッドが広いことによって利益を取り損ねる可能性が高まるということです。

 

実トレードとしていいサンプルが取れたので掲載します。(追記:2017/05/19)
先の説明は利確時でしたが、こちらはポジション取りで差が発生した例です。
狭小スプレッド口座FXTFではスプレッドの狭さによってギリギリでポジションが取れましたが、
XMではポジションが取れずに反発してしまい、結果的に利益確定数に差が発生しました。


 

繰り返しになりますがここで覚えるべきはたった1つです。
『スプレッドが広いとリピートし辛くなって利益が減る』ということだけです。
スプレッドは単純なコストとして算入出来ないものなのです。

 

どの程度影響を受けるのか?

スプレッドによって決済回数が減ることは分かりました。
実際にどの程度の影響を受けるのか・・・というのが次の興味の対象かと思います。
過去相場で検証した結果が以下です。

< 検証条件・前提 >

期間:2015/01/01~2015/12/31
通貨ペア:ドル円
注文間隔・利幅:15銭
取引ロット数量:1,000通貨
スプレッド:0.5銭から2.0銭まで0.5銭刻み
(ループ・イフダン USDJPY B15_15相当)

< 結果 >

スプレッド 利益確定回数 確定利益額
0.5銭 2,062回 315,471円
1.0銭 2,009回 309,159円
1.5銭 1,938回 297,307円
2.0銭 1,877回 278,526円

結果をグラフ化すると以下となります。

上記の通り、全く同じグリッドトレードを仕掛けたとしても、
スプレッドが広がると目に見えて決済回数減という形が現れます。
0.5銭と2.0銭だと年間ベースで約200回もの決済回数に差が出るようです。

 

本例は一つの目安にしかなりませんが、ドル円を15銭間隔で仕掛けているなら
年間で3万円、利益額としては10%ほど差が出る見込みであると言えます。

 

スプレッドの影響を小さくできないか?

スプレッドが決済回数減という形で影響するのは前述のとおりです。
スプレッドはFX業者によって決まり、自分ではどうすることは出来ませんが、その影響を小さくすることはできないのでしょうか。

 

答えはあります。
決済回数に影響を与えるならその決済回数自体が少なくなる運用をすればいいのです。

 

ちょっと回りクドい表現をしました。
要するに注文間隔・利幅を広げればスプレッド影響が小さくなります。
それを確認するためにさらに追加検証を実施しました。

< 検証条件・前提 >

期間:2015/01/01~2015/12/31
通貨ペア:ドル円
注文間隔・利幅:15銭,25銭,50銭
取引ロット数量:1,000通貨
スプレッド:0.5銭から2.0銭まで0.5銭刻み
(ループ・イフダン USDJPY B15_15 B25_25 B50_50相当)

< 結果 >
利益額のみをプロットしたグラフが以下となります。

比較しづらいので0.5銭のスプレッド時の利益を100%としてさらにグラフ化します。

上記検証結果の通り、
15銭間隔の場合はスプレッドが0.5銭から2.0銭に広がると利益は9%程落ち込むのに対し、50銭間隔の場合はスプレッドが広がっても3%程に収まっています。

 

このようにグリッドトレードにおいて
『スプレッド影響を小さくしたいなら注文間隔・利益幅を広げればいい』
ということが分かります。

 

まとめ

最後にまとめておきます。

グリッドトレードにおいてスプレッドは

広いほど決済回数が減るという形で収益性を低下させる

・その影響度は注文間隔と利益幅が狭いほど顕著であるため

注文間隔・利益幅を広くすることによって影響は小さくすることが出来る

(補足)
上記の通り、注文間隔・利益幅を広くすると
スプレッド影響は小さくなるとともにリスクリターンも小さくなってしまいます。
リスクリターンを維持するなら決済回数に依存しないロット数を上げて調整する必要があります。

フォワード検証

上記の実証としてフォワード検証を実施予定です

 

 

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