システムバージョンアップを行い、Ver5.2をリリースしました。
前回のバージョンアップでスリッページ対策を行いましたが、今回のバージョンアップでさらなる強化を施しました。

ご利用者様が実際に被った以下事象を看過できず、対策を入れた形となります。

  • 安定相場で非常に大きなスリッページ(100~400point)が長時間連続で発生し、意図しないポジションを多数保有した
  • 早朝時間帯に非常に大きな不利スリッページが連続で発生し損失決済が多数発生した

  • 【対象システム】
    千刻 Ver5.2

    【改修内容】
    MT4業者の注文方式によっては、注文時にスリッページ指定しても無効となります(想定以上のスリッページであっても約定拒否できません)。
    そのため、約定後にスリッページの発生有無を検知し、指定している値よりも大きなスリッページが発生した場合、自動売買を一時停止したり強制停止する等、制御を任意に設定できるようにしました。

    【バージョンアップ方法】
    EAファイルをVer5.2に差し替えてください。パラメータを同じ値に設定することで自動売買はそのまま継続されます。
    パラメータとして xSlipSafeMode が追加されていますので、以下から選択してください。

    TRADE_WAIT:指定値より大きいスリッページ発生した場合、自動売買を一時停止します(約1分程度)。
    TRADE_STOP:指定値より大きいスリッページが連続で発生した場合、自動売買を停止します。
    TRADE_WAIT_STOP:指定値より大きいスリッページ発生した場合自動売買を一時停止し、連続で発生し続ける場合は自動売買を停止します。
    NONE:セーフティ機能を使用しません。