月額360円~の国内格安VPSであるWebARENAを使ったFX自動売買環境(MT4環境)の構築手順についてです。前回はUbuntu18.04にWINEを導入するところまでを実施しました。今回はVPSにリモートデスクトップで接続できるようにします。

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Ubuntu18.04をGUI化しリモートデスクトップ接続する手順

VPSクラウドをデスクトップ表示するための手順とご自身のPCから接続するためための手順となります。ここまで終わるとWindowsOSしか触った事のない人でも直感的に操作できる環境となります。

VPSクラウドへの接続
Tera Termを起動してログインし、rootへの切り替えまでを実施してください(root権限が必要です)。手順を忘れた方は前回記事を参照ください。
4-1.GUI化 および リモートデスクトップ設定
デスクトップ操作ベースに変更し、リモートデスクトップ接続可能にします。CentOS7.4と同様、デスクトップツールはMateを採用しました。GNOMは重すぎて実用に耐えないと感じたためです。例によって以下コマンドを一行ずつコピーしてTeraTerm上でペース(右クリック)してエンターです。


sudo apt-get install mate-* -y
sudo apt-get install ubuntu-mate-* -y
echo mate-session > ~/.xsession
sudo apt-get install xrdp -y


上記1行目、2行目はそれぞれ10分程度の処理時間が掛かります。3行目は画面に動きがみられず即終了します。

4-2.ユーザーを作成する
リモートデスクトップに接続するためのユーザーを作成します。


adduser ユーザー名

パスワードを聞かれるため、入力してエンターキーを押下すると再確認のためにもう一度パスワードを聞かれます。再度入力してエンターキーを押下します。

名前やら何やらを問われますが、すべて無視してエンターキーを押下していきますと、内容確認されます。Yを入力してエンターキーです。

これで作成できました。ここまで完了しましたら一度 VPSクラウドを再起動します。以下コマンドを入力してエンターキーを押下します。


reboot

上記を入力するとTeraTermは自動的に閉じられます。慣れない黒い画面での操作はひとまずこれで完了です。

4-3.リモートデスクトップで接続確認します
いよいよリモートデスクトップでVPSに接続してみます。ご自身の端末のリモートデスクトップを起動します。
※前の手順で再起動かけてますので、立ち上がってくるまで少し時間をおいてください。

コンピュータの入力欄にご自身のVPSクラウドのIPアドレスを入力して「接続」をクリックします。

セキュリティの確認画面が表示されたら、「このコンピューターへの接続について今後確認しない」にチェックを入れて、「はい」をクリックします。

これでVPSクラウドに接続されます。以下の画面が表示されますので4-2で作成したユーザーとパスワードを入力してください。

接続されると以下のような画面となります(下図はメニューをプルダウンさせた状態です)。

これでリモート接続設定が完了です。背景画像が気に入らないなどであれば、WinodowsOSと同様にデスクトップで右クリックして「Change Desktop Background」から変更してください。

総括

VPSクラウドにリモート接続できるまでの手順は以上となります。ここでの手順もCentOS7.4に比べてUbuntu18.04のほうが簡単です。

デスクトップ化ツールとして今回も軽量と名高いMateを採用しました。尚、リモートデスクトップ接続がうまくできない・・・といった場合は、VPS仮想環境 LinuxOSを起動するの手順2-8を確認してください。この中でセキュリティグループを設定する箇所がありますが、そこを公式マニュアルのままにしてしまうと接続できませんのでご注意ください。

ここまで来たらもう画面での操作になりますので、FX自動売買を開始するまでの難しいことはないです。Windows系のVPSと同じように、MT4をインストールしていく作業になります。

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